教育研究施設 地域創成防災支援人材教育センター
特任助教
コンドウ マサト
近藤 誠人

e-mail:k.masa08@@@hama-med.ac.jp (※"@@@"を"@"に置き換えて下さい)

Tel:0534352079

更新日: 2025/04/05
教員基本情報
プロフィール
消防で17年間の経験を持ち、救急救命や救助活動の最前線で活躍しました。その後、防災教育や地域連携を通じて地域社会に貢献する道を選び、現在は防災支援を担う人材教育に力を注いでいます。 ### 経歴 静岡県磐田市の磐田東高校を卒業後、国士舘大学体育学部スポーツ医科学科に進学しました。彼が体育学部を受験した理由は、「ずっと座りながら働くイメージができず、動き回る仕事がしたい」というものでした。大学卒業後は、地元の磐田市消防に就職し、救急救命士としてのキャリアをスタートさせました。 消防での17年間、彼は救急活動や救助活動に従事し、多くの研修を受けて地方自治法なども学びました。彼は「仕事の目的がはっきりしていて、充実していた」と振り返りますが、同時に「無事に救助できた時のやりがいはあったが、亡くなってしまうケースの方が圧倒的に多かった」とも語り、特に子どもの場合はつらかったと述べています。 その経験から、災害や事故、病気で失われる命を減らすため、「住民自ら、事故や病気を防げるような取り組みをしたい」と考えるようになりました。消防を退職した後、ベンチャー企業を経て、現在の職に就きました。 ### 現在の活動 このセンターは、防災教育や地域連携を通じて地域社会の防災力を向上させることを目的としています。彼はこれまでの経験を生かし、住民への啓発や研修会の開催などを通じて地域防災力の向上に力を注いでいます。 愛知県刈谷市の中学校でデジタルを活用した防災地図「デジ防マップ」の取り組みを始めました。生徒たちが通学路にある危険な場所や避難所を巡り、デジタル地図に記録し、防災地図を作成するプロジェクトです。このような取り組みを通じて、地域社会の防災意識を高めることを目指しています。 さらに、救急医療のデジタルトランスフォーメーション(DX)化にも意欲を見せており、現場感覚を失わないために、東京マラソンやラグビーの国際大会などに救護スタッフとして参加しています。他のスタッフと情報を交換する良い機会にもなるということで、前向きに活動を続けています。 ### 研究と教育 スポーツ救護の技術を市民に還元したいと考えています。「スポーツ大会はもちろん、水泳の授業などがある学校で命を救うことにつながる」と語り、防災教育や救急救命技術の普及に尽力しています。 単なる防災教育にとどまらず、地域社会全体の安全と安心を提供するための多岐にわたる取り組みです。地域の防災力を向上させるために、さまざまなステークホルダーと協力し、防災研修の標準化を目指しています。
経歴
2006年4月1日- 2023年3月31日 磐田市消防本部 消防司令補
2023年4月1日- 2023年10月16日 TXPmedical株式会社 救急事業部
学歴
2006年3月31日 卒業 国士館大学 体育学部 スポーツ医科学科
学位
学士スポーツ医科学科 国士館大学
免許・資格
[1]. 2006年9月7日 救急救命士
教育・研究活動状況
主な研究分野は、防災教育や地域連携を通じて地域社会の防災力を向上させることです。 特に、看護職向けの防災研修を企画・運営し、静岡県内で標準化された防災教育を推進しています。静岡県西部地域を中心に防災研修を展開しています。 福島第一原発視察を通じて、原子力災害の実情を理解し、静岡県での防災対策を強化する取り組みを行っています。 また、デジタル技術を活用した防災地図作成プロジェクトにも参加し、地域の防災意識を高める活動を続けています。
研究分野
ライフサイエンス - 救急医学
研究キーワード
防災教育  
救急医療教育
予防医療教育
研究テーマ
[1]. 救急医療
[2]. 防災教育
研究活動
研究発表
[1]. 2024年3月8日 デジタル防災教育ツール「デジ防マップ」の開発と防災教育の実践報告
[2]. 2024年3月8日 災害時看護職ボランティアの育成:救急救命士が企画する地域サポートナース研修会の報告
受賞
[1]. 2024年6月9日 住民が選ぶ優秀ポスター賞
所属学協会
[1]. 2025年4月1日- 日本公衆衛生学会
[2]. 2025年1月1日- 世界災害救急医学会
[3]. 2023年4月1日- 日本救急救命学会
[4]. 2023年4月1日- 日本プライマリ・ケア連合学会
[5]. 2023年1月1日- 日本災害医学会
教育活動
担当授業科目
[1]. 防災士養成講座
社会貢献
社会貢献活動
[1]. 2025年2月- 2025年2月1日 第11回静岡プライマリ・ケアフォーラム
[2]. 2025年1月23日- 2025年1月23日 会社員メディカルラリー
[3]. 2024年12月24日- 2024年12月24日 災害医療から備えを学ぶ
[4]. 2024年9月7日- 2024年9月7日 浜松メディカルラリー
[5]. 2024年8月22日- 2024年8月22日 医・工・情報連携ワークショップ